美容師は将来性のある仕事?現状や将来が不安視される理由も解説
現在美容師として働いている方や、美容師を目指している方は、将来性がある仕事なのか気になるでしょう。
美容師は美容師免許を保有している人に限られた技術職であり、どれだけ技術が進化しても職業自体がなくなることは考えられません。
しかし、労働環境や給料面から、将来を不安視する意見もあります。
本記事では美容師の将来性を解説するとともに、新たな選択肢も紹介しています。
このまま美容師を続けようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
美容師に将来性はある?男女の将来性の違いについて

結論、美容師に将来性はあるといえます。
少子高齢化の影響により、将来的に顧客数が減少する可能性はあるものの、美容師という職業がなくなることは考えにくいでしょう。
美容や身だしなみへの意識は今後も一定のニーズが見込まれるため、安定した職種といえます。
また、美容師の将来性について、男女で仕事内容やキャリアの可能性そのものに大きな違いはありません。
男性も女性も、アシスタントからスタイリスト、さらには管理職まで多様なキャリアに就けるでしょう。
ただし、女性美容師のなかには結婚や出産などのライフイベントを機に離職する人も多く、結果的に女性美容師の継続年数は男性美容師に比べてやや短くなってしまう傾向にあります。
しかし近年は、産休・育休制度の整備や働き方の多様化が進んでおり、フレックス制や時短勤務など新しい働き方も広がりつつあります。
これにより、女性美容師も長く活躍できる環境が徐々に整備されてきています。
店舗数は増加している
令和5年度衛生行政報告例によると、美容室の店舗数は年々増加しています。
| 年度 | 店舗数 |
|---|---|
| 平成30年度 | 25万1,140店舗 |
| 令和元年度 | 25万4,422店舗 |
| 令和2年度 | 25万7,890店舗 |
| 令和3年度 | 26万4,223店舗 |
| 令和4年度 | 26万9,889店舗 |
| 令和5年度 | 27万4,070店舗 |
店舗数が増えていることからも、安定した需要があることがうかがえます。
また、美容師は引っ越しや転勤を機に住居を変えても、資格があればどこでも働けるのが魅力です。
しかし、店舗数の増加で競争率が高まっているとの捉え方もできるため、スキルの向上は求められるでしょう。
出典:厚生労働省「令和5年度衛生行政報告例の概況」
AIやロボットには代替されない
美容師は、高度な技術力とセンスが求められる職業のため、AIやロボットに完全に代替されることはないでしょう。
シャンプーや清掃などは、ロボットに任せる未来はあるかもしれませんが、個人の要望に応じて質の高い仕上がりを提供するためには、人間の力が必要です。
また、コミュニケーションを通じて行われる美容師の仕事は、簡単に代替されることはありません。
仮にAIやロボットが導入されるとしても、美容師の仕事や美容室自体がなくなる心配はないでしょう。
訪問美容のニーズが高まりつつある
少子高齢化の影響で、訪問美容のニーズが高まりつつあります。
訪問美容とはサロンに来店することが難しい高齢者や、ベッドで寝たきりの方に対して、自宅や施設でサービスを提供することです。
介護の知識が必要ではありますが、これからの日本ではますます重要な存在になるでしょう。
大変な一面もありますが、高齢者の方と接するのが好きな方や、社会貢献したいと思う方にはおすすめです。
美容師の将来性が不安視される3つの理由

美容師の仕事はAIやロボットには代替されにくく、店舗数の増加や訪問美容の需要から将来性はあると紹介しました。
一方で、以下の理由から美容師の将来性を不安視する声もあります。
- アシスタント期間の給料が低いから
- 平均年収が低いから
- 体力を消耗しやすい環境だから
美容師の将来が懸念される理由も、一緒に確認しておきましょう。
アシスタント期間の給料が低いから
スタイリストとしてデビューするまでのアシスタント期間は、収入が低いケースがあります。
多くの美容室では「固定給」と「歩合給」の2つの給与形態を採用していますが、アシスタント期間は固定給のみの支給が一般的です。
アシスタントの主な業務は先輩スタイリストの補助であり、自分に指名が入ることはほとんどないため、手取りが14〜15万円程度になる場合もあります。
とくに一人暮らしをしている場合は生活費をカバーするのが難しく、趣味や休日に使えるお金も十分にあるとはいえません。
また、スタイリストになるまでに平均で2~3年程度かかるため、将来性がないと思い辞めてしまう人もいます。
美容師アシスタントを辞めたいと思う理由については、以下の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。
関連記事:美容師アシスタント辞めたい人必見!理由とリスクを知り後悔のない選択をしよう
平均年収が低いから
「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、美容師の平均年収は416万4,200円(※)です。
同年の給与取得者の平均給与は460万円のため、日本の平均年収と比較すると、美容師の収入は低めです。
このまま仕事を続けても給料が増えるのか心配したり、家族を養っていけるのかと不安になったりして、転職する人も珍しくありません。
なお、美容師の平均年収が少ない理由は、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:美容師の給料が低い5つの理由とは?リアルな声や収入アップの方法も
出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
出典:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
(※)きまって支給する現金給与額:33万4,700円×12か月+年間賞与その他特別給与額:14万7,800円=416万4,200円
体力を消耗しやすい環境だから
美容師は華やかなイメージがありますが、力が必要になる場面も多く、体に負担がかかりやすい職業です。
施術中は立ちっぱなしで、シャンプーをする際も中腰の姿勢で力をかけて洗うため、足や腰が痛む場合もあります。
また、開店から閉店まで勤務する場合は12時間以上職場にいるなど、長時間労働も問題視されています。
加えて、繁忙期や予約が多い日には、休憩時間を十分に取れないことも珍しくありません。
このように、職場環境が理由で体力的に続けることが難しいと感じる人も多く、将来性がないと判断する美容師もいます。
美容師の将来性が不安なときの3つの選択肢

美容師の仕事を続けたいものの将来に不安を感じる場合は、以下の選択肢を検討してみてください。
- フリーランスになる
- 職場を変える
- キャリアチェンジする
サロンで勤務する以外の方法も紹介するので、将来の可能性を広げましょう。
フリーランスになる
正社員として働いている方は、フリーランスに挑戦する選択肢もあります。
フリーランス美容師は雇用形態を結ばずに働く方法で、自分の働く日や労働時間を自由に決められるため、柔軟な働き方が可能です。
また、複数の美容室を掛け持ちして働くこともできるため、収入を増やすチャンスも広がります。
一方で、フリーランスは収入が不安定になりやすく、大幅に収入が増える場合もあれば、減少するリスクも伴います。
自分のスキルや実力で働きたいと考える方には、フリーランスに転身するのも手段のひとつです。
職場を変える
美容師としての将来に不安を感じた場合は、職場を変えてみるのも良いでしょう。
労働環境や待遇は美容室によって異なるため、現在働いている職場が合わないだけの可能性もあります。
職場を変更することで仕事のストレスを軽減できると、不安や悩みが軽減されて前向きに働けるでしょう。
応募する際は求人情報や美容室の公式サイトなどをよく確認して、長く働けそうか慎重に判断しましょう。
キャリアチェンジする
美容師から退いて、別の職業に挑戦することもひとつの手です。
美容師からキャリアチェンジを考える際には、アイリストやネイリスト、エステティシャンなど、さまざまな選択肢があります。
美容師として培った接客力や提案力、美容に関する知識や手先の器用さは、他の美容系職種はもちろん、異業種でも高く評価されるスキルです。
また、美容師免許が必須の仕事なら、資格を活かすことも可能です。
美容師から違う分野の仕事に挑戦したいと考えている方は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:美容師免許を活かせる転職先6選!美容師の経験が役立つ仕事も紹介
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まとめ
美容師はロボットやAIに代替される心配はなく、訪問美容の需要も高まっているため、将来性はあるといえます。
しかし、日本の平均年収よりは低めで体力的にも厳しく、将来性はないとの声もあるので一概にはいえません。
今の仕事が不安な場合は、フリーランスや転職、キャリアチェンジの選択肢もあります。
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